けんちー

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【南野拓実スタメン!!】FAカップ5回戦 チェルシーvsリヴァプール ~BIGクラブ同士の激突~

先日のワトフォード戦で三失点、今シーズンリーグ戦初黒星を喫した首位独走中のリヴァプール。CLでのバイエルン戦で同じく三失点で敗れ、ボーンマス相手にも引き分けのチェルシー

 直近の試合で勝てていないチーム同士の対戦です。

 

スタメン

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チェルシー

3バックでサイドにウィングバックを置くシステムもあるチェルシーだが、この試合では4バックでのぞんだ。カンテ、エイブラハム、ハドソン・オドイ、プリシッチなど多くの選手をケガで欠く中、スタメンを6人入れ替えてきた。セーブ率が良くないとメンバーから外れていたスペイン代表ケパ・アリサバラガが久しぶりのスタメン。

リヴァプール

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直近のワトフォード戦でリーグ戦初黒星、初の無得点と流れが切れてしまったリヴァプール。ユナイテッドファンの少年の手紙が叶う結果となってしまった前節から7人もの選手を入れ替えてきた。南野も久しぶりの先発で結果という形でアピールしたい。

 

試合総括

前線からのハイプレス(チェルシー

前半の序盤からかなり高い位置でペドロ、ジルー、ウィリアンの3人を中心にプレスをかけているシーンがとても目立った。その中でも若いRSBウィリアムズ、ファン・ダイクではない方のCBゴメスのところを狙っていた。

特に先制点のシーンはそうだった。

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チェルシーが押し込んでからの守備だったというところもあり、前線に多くの選手が残っていたので高い位置からはめることができた。アドリアンからパスを受けたウィリアムズが前にパスをつけようとするもマルコスアロンソが縦を完全に切り、下げさせる。それに連動するようにジルーがかなりのスピードでプレスをかけてゴメスのミスを誘い、それを拾ったウィリアンの右足のシュートがアドリアンのミスもあり、チェルシー先制。ビルドアップでのミスもあったが、連動した守備がハマっていい形で点が取れた。


怪我人増加(チェルシー

ただでさえ怪我人が多かったにも関わらず、前半の終盤にコバチッチがウィリアムズと交錯した際にふくらはぎ?膝裏?あたりを負傷。マウントとの交代を余儀なくされた。

後半の途中にリュディガーも気にしていたが、交代はしなかった。試合内容が良かっただけに怪我人がでたのは悔やまれる。

アレクサンダー・アーノルドの存在(リヴァプール

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ベストメンバーでの試合の時とは違い、攻撃のオプションがかなり少なかったなという印象。フィルミーノ、サラー、アレクサンダー・アーノルド、ヘンダーソン、ワイナルドゥムこの5人がいなかったのは非常に大きかった。特にアレクサンダー・アーノルド。彼が今の強いリヴァプールを牽引していることが、試合にでなかったことにより証明された。精度の高いセットプレー、縦パス、クロス。この試合にはほとんど見られなかった。

南野の評価(リヴァプール

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今までのゲームで一番良かったと思う。リヴァプールの選手としてはまだまだ時間が必要である。だが、周りとの距離感、積極性などデビューの時に比べて改善されていた部分も見えた。ファビーニョ、ケイタでさえ出場機会を得てチームにフィットするのにかなりの時間を要した。世界一のクラブにいるのだ。上手くいかなくて当然である。焦らず、日々のトレーニングを無駄にせず、日本をより強くしていってもらいたい。

個人的MOM

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個人的MOMはオリヴィエ・ジルー。ゴールこそなかったものの、ほとんどの攻撃の起点となったと言っても過言ではないだろう。彼のポストプレーから幾度となくチャンスが生まれた。あのファン・ダイクを背負ってもボールを収めてしまう。点を取らなくてもワールドカップで試合に出続けて優勝した理由がこれでわかったはずだ。ランパード監督は彼がここまで活躍したことにより、エイブラハムが返ってきたときのとても頭を抱えるだろう。

 

感想

リヴァプールがここにきて2試合で5失点ノーゴールと非常に苦しみ始めている。連戦の疲れがでてきているのか。次の相手はリーグ戦はボーンマス、CLはアトレティコとのホーム二連戦。リヴァプールアンフィールドでノーゴールというわけにはいかないだろう。

 チェルシーはここ最近勝てていなかったが、リヴァプールに勝ったことは相当の自信になるだろう。リーグ戦は難敵エヴァートン、CLはアウェイで突破の可能性はかなり低いがバイエルン。両チームとも日程が過密でとても大変だが、ケガには気をつけて素晴らしいfootballをまた見たいものだ。